キューティロメラ（2020年生、母シャンディロメラ）

キューティロメラ（2020年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のポアゾンブラック（当時11歳）と交配したシャンディロメラが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田猛。2022年のウィナーズチャレンジで2着に入った他、2022年のウィナーズチャレンジ4で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

7月20日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のクラマサヴィーナスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月25日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、ブライトカラーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳M1のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2023年）

2月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月30日、中5週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞土古記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

デビュー前

繁田健一厩舎（浦和）へ入厩。

6月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg戻して迎えた7戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のアイゴールドに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月18日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、寄居特産!風布・小林みかん賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた9戦目は、うさぎ座特別（大井ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、埼玉県肉用牛経営者協会長賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のピカンチダブルに3馬身の差をつけて制した。

12月13日、中2週で迎えた11戦目は、開設13周年記念ジョイホース横浜賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

4歳（2024年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の開運特別（浦和ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

2月20日、中5週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた13戦目は、吉川から世界へなまずサミット賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は福原杏騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた14戦目は、木蓮特別（浦和ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のブレイブジャンヌに1馬身半の差をつけて優勝