ミラクルショット（2003年生、母Bex）

ミラクルショット（2003年4月30日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「奇跡的な一打」。毛色は鹿毛。種牡馬のSadler's Wells（当時22歳）と交配したBexが18歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦0勝、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の中井泰志誕生記念(一般C18)。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

4月2日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月11日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

10月28日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

4歳（2007年）

2月16日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月27日、中1週で迎えた6戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キヌガサフドウにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた8戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた10戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた11戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったホープフルリコーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた12戦目は、中井泰志誕生記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（6戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジェドゥに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月30日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

11月10日、中5週で迎えた14戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。