キクノロージズ（2015年生、母スタイルオブメロン）

キクノロージズ（2015年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+バラ」。毛色は芦毛。種牡馬のローズキングダム（当時8歳）と交配したスタイルオブメロンが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はノースガーデン。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノースガーデンから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、菊池五郎によって399.6万円で落札された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

2月24日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスターリングブルスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中8週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

6月12日、中3週で迎えた4戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登舳倉島賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったギラーミンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中3週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアスールダリアを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

12月6日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4歳（2019年）

2月16日、中8週で迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

11月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた12戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

5歳（2020年）

5月9日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったラヴノットにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた16戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6歳（2021年）

9月19日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた18戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月31日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

12月12日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

12月19日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で富田暁騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、伸びてきたキュムロンニンバス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

7歳（2022年）

1月30日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で富田暁騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた24戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（6戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（8戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

8歳（2023年）

3月19日、約10か月の休養明けで迎えた29戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（9戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた31戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた32戦目は、麦笛特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2019年8月14日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。