アートオブジェリカ（2009年生、母エーピージェリカ）

アートオブジェリカ（2009年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時16歳）と交配したエーピージェリカが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山岸康。戦績は、中央平地4戦0勝、地方40戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の4歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山岸康から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月5日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

6月24日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

8月25日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

9月17日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた7戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳（福山ダート1250m 晴/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハチミツに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のグラスメリットに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のケージーアケボノに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったベンザイテンイモンから3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタケデンサプライズに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、福山けいばよ永遠なれ!（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松井伸也騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクレバーウイナーをアタマ差制して5勝目を奪取した。

1月26日、連闘で迎えた13戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、「本日IPAT全レース発売中!」とく戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた14戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（6戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（7戦5勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のアラタマライトをアタマ差制して6勝目を獲得した。

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（8戦6勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた17戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月19日、中4週で迎えた18戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた19戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、馬友会競馬サークル杯（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた20戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったストレートアウェイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた22戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた23戦目は、一般C4（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は横井将人騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた24戦目は、夏の中京競馬!ただいま開催中（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月7日、中2週で迎えた26戦目は、石井孝一・名古屋ロウリュウ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた27戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったダークラムに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月11日、中2週で迎えた28戦目は、岡島里恋生誕ニコニコ二十歳記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

9月20日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた30戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニューギャロップに4馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

10月18日、中1週で迎えた31戦目は、浜菊特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた32戦目は、牛乳で健康家族・牛乳普及協会賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、あいちの新米コシヒカリカップ（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（12戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた34戦目は、明日から開催!第4回中京競馬（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた35戦目は、茨木ゼミ15周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山真一騎手（14戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた36戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、真由子22歳バースデー記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

5歳（2014年）

1月4日、連闘で迎えた37戦目は、杉原大介骨ストレッチ講師就任杯（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（15戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた38戦目は、藤井将宏34歳誕生日祝（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（16戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた39戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（17戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた40戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（18戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた41戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（19戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた42戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（20戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた43戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた44戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。