カシノトルメンタ（2020年生、母セトウチダイヤ）

カシノトルメンタ（2020年5月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+嵐(西)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時17歳）と交配したセトウチダイヤが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はサンローゼン。主な勝ち鞍は2023年のSAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、サンローゼンから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって330万円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月30日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

12月24日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

3歳（2023年）

4月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に終わった。

6月11日、中7週で迎えた4戦目は、佐藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

8月12日、中6週で馬体重を前走から34kg増やして迎えた6戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のSAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフエルテテソーロを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の初涼賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた9戦目は、やまぐち和牛燦賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキャメロンテソーロにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったゴーマイオーシャンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードヴェロシティを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月26日、中2週で迎えた12戦目は、佐賀の誇り佐賀海苔杯（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飛田愛斗騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。