マルターズカイト（2007年生、母ミスティーフレンチ）

Maltese Kite

2007.02.19

マルターズカイト（2007年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋とび」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時7歳）と交配したミスティーフレンチが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽 禮治。戦績は、中央平地22戦2勝2着4回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月26日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3歳（2010年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

2月28日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

4月9日、中5週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた4戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のラヴァリーボヌスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月13日、中4週で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラヴァリーボヌスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパノコニーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から26kg戻して迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月5日、中2週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のドラゴンアルテマに3馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

10月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

11月7日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

11月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4歳（2011年）

1月29日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

5月1日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

8月27日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったロトスカイブルーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月4日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったドレミファドンにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

10月29日、中7週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウゾウセンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたブリリアントシチー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月10日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

5歳（2012年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

2月12日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた20戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月4日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5月6日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（9戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた23戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月22日、中8週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（10戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハスラーを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

8月12日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（11戦2勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。