トチノニシキ（1982年生、母セイビニシキ）

トチノニシキ（1982年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時10歳）と交配したセイビニシキが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は竹中牧場。戦績は、中央平地36戦5勝2着2回、地方4戦4勝。1987年の金杯(ハンデG3)に勝利した他、1986年のフェブラリーハンデキャップ(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1984年）

10月20日、10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月15日、14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

2歳（1985年）

1月15日、15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のファイブフランスに5馬身の差をつけて勝利を手にした。

1月27日、15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月16日、14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサリークラウンからアタマ差の2着に惜敗した。

4月28日、19頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月19日、28頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。4着に入った。

9月14日、15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のチェリーフットに3/4馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

9月29日、13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月20日、11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月23日、16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のコクサイクラウンをクビ差制して勝利を手に入れた。

12月8日、14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったチェリーフットから1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1986年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は小迫次男騎手。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

1月26日、アレキサンドライトステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

2月15日、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

3月2日、マーチステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

9月21日、甲東ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

10月11日、4歳以上1400万下のエジンバラ公御来場記念（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

10月25日、4歳以上1400万下の府中ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシンボリカールをハナ差振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

11月22日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の霜月賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月7日、G3のウインターステークス（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

12月21日、4歳以上1400万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5歳（1987年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイナフェアリーを目の覚めるような末脚で半馬身差し切ってトップでゴールインした。

3月1日、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3月15日、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

4月12日、ハンデ戦でオープンのエイプリルステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月10日、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

5月30日、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

6月14日、ハンデG3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

7月12日、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田功騎手。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月18日、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月1日、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

11月22日、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月20日、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6歳（1988年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月20日、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。