ウエスタンパレード（2011年生、母スギノセンヒメ）

ウエスタンパレード（2011年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋行進」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したスギノセンヒメが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地24戦4勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2017年の蹴上特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、乾皆雄から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ウエスタンファームによって2,940万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

2月2日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったトーセンマタコイヤにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るローレルストームを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月6日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2015年）

1月17日、中3週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ヴレクールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のヴァンクウィッシュをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

9月13日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5歳（2016年）

1月10日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマイネルライヒをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月2日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦2勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6歳（2017年）

1月17日、中2週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた18戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月22日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の蹴上特別（京都ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のジョーダンキングをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月28日、中1週で迎えた21戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の東大路ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月26日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の釜山ステークス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた24戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

7歳（2018年）

6月9日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた25戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。