マグマノーベル（2003年生、母ヘイセイラグビー）

マグマノーベル（2003年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋斬新な」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時10歳）と交配したヘイセイラグビーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川端正博。戦績は、中央平地11戦1勝、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年のひめさゆり賞(500万下)。

経歴

デビュー前

高橋司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

5月24日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月1日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のテツサンクスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のブライトサンダーに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョクイチテキサスからアタマ差の2着となった。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の新冠レ・コード館特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦の門別ファンクラブ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

3歳（2006年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルネオスに1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

4月29日、中3週で迎えた13戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた14戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

6月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4歳（2007年）

2月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月17日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。