キョクイチテキサス（2003年生、母サファリオリーブ）

キョクイチテキサス（2003年6月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワテキサス（当時10歳）と交配したサファリオリーブが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方22戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

6月7日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレプロミネンスから2馬身差の2着となった。

7月14日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月20日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマトタケルに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた5戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた6戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのジャングルポケット賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのネオユニヴァース賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のふらのにんじん特別（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月29日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマグマノーベルをアタマ差制して2勝目を手中に収めた。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、2歳オープンのフサイチコンコルド賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2006年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg減らして迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

4月9日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月22日、中1週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月14日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

7月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月20日、中3週で迎えた20戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた21戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

11月11日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4歳（2007年）

1月15日、中3週で迎えた24戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ラドランバーラに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

2月15日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、天覧山賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月20日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、桜ほの香賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

4月2日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた29戦目は、桜波スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

5月29日、中7週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた30戦目は、金錯銘鉄剣賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた31戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬馬コミ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

9月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、仲秋スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた33戦目は、七里ヶ浜特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で半澤慶実騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた34戦目は、ハンデ戦の紅葉特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で半澤慶実騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。