モエレプロミネンス（2003年生、母トコピジャ）

モエレプロミネンス（2003年2月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時11歳）と交配したトコピジャが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、地方15戦4勝。主な勝ち鞍は2006年のポピー特別( 牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、白老ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、セフティーライフによって1,501.5万円で落札された。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

6月7日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月16日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のキョクイチテキサスに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアヤパンに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（2006年）

3月6日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のビクトリースタンドを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月7日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のポピー特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレディスピリットをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月24日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた10戦目は、葛飾区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

9月8日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、秋祭り特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月19日、中5週で馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた12戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

11月8日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた13戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4歳（2007年）

8月8日、約9か月の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた14戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

9月18日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた15戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。