フジノプライアム（1995年生、母ブゼンオーシヤン）

フジノプライアム（1995年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマグニテユード（当時20歳）と交配したブゼンオーシヤンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者はセイグン牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回、中央障害3戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の中京スポーツ杯(900万下)。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月20日、デビュー戦は常石勝義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月30日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンオンワードに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り5着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3歳（1998年）

2月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下のアルメリア賞（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したイアラセレブレイトを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた9戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタヤスソシアルをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

5月31日、中2週で迎えた10戦目は、4歳900万下のホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフィールドソラールを半馬身捉え切れず2着となった。

6月21日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた12戦目は、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

11月21日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

4歳（1999年）

1月17日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の稲荷特別（京都芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の大島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトニーザグレートを半馬身振り切って優勝

3月13日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で常石勝義騎手（9戦2勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた20戦目は、5歳以上1600万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で常石勝義騎手（10戦2勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた21戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた22戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のマラヤン・レーシング・アソシエーション・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

10月16日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のいわき特別（福島芝1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は常石勝義騎手（11戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の渡利特別（福島芝1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（12戦2勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の田川特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（13戦2勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた28戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5歳（2000年）

1月9日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（14戦2勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

7月15日、約6か月半の休養明けで迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（15戦2勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（16戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーファングから5馬身差の2着となった。

8月12日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（17戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムダイオーからクビ差の2着に甘んじた。