ユウワンタイシ（2000年生、母ボヘミアグラス）

ユウワンタイシ（2000年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大志」。毛色は栗毛。種牡馬のメジロライアン（当時13歳）と交配したボヘミアグラスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地5戦1勝、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

9月8日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクラフトワークをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2003年）

1月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

7月6日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2004年）

1月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた7戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

3月29日、中9週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月13日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた12戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。