コーリングユー（1994年生、母ニホンピロバーデス）

コーリングユー（1994年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時22歳）と交配したニホンピロバーデスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中島俊明。戦績は、中央平地24戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月9日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウモトナリに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（1997年）

7月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のショウフウライトに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したナガラローマンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

10月25日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオートジャーニーを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の比良山特別（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4歳（1998年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松田大作騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るサザンカを鬼脚でクビ差だけ差し切って3勝目を収める

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したテーストオブハニーに半馬身届かず2着となった。

9月12日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた20戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月31日、中2週で迎えた22戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた23戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月28日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。