チャオバンビーナ（1988年生、母ロージィスピリット）

チャオバンビーナ（1988年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロティターン（当時10歳）と交配したロージィスピリットが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地32戦1勝2着3回、地方9戦2勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

宮沢今朝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月2日、デビュー戦は堀井雅広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は406kg。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀井雅広騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月30日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で堀井雅広騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で堀井雅広騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月8日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀井雅広騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で堀井雅広騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で堀井雅広騎手（6戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で堀井雅広騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマニンプレストを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月11日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で堀井雅広騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

9月22日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で堀井雅広騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたメルヘンマジョ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で堀井雅広騎手（10戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

4歳（1992年）

2月22日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた13戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた14戦目は、津曲幸夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた15戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ランドヒーローに交わされて3馬身半差の2着となった。

6月21日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた20戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉永護騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月11日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、リリーユウシュンに半馬身交わされて2着となった。

11月1日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉永護騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

5歳（1993年）

1月16日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（7戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた28戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉永護騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた30戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉永護騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（10戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

7月4日、中5週で迎えた33戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーミラクルに4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般（盛岡ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーミラクルに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた35戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で畠山信一騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた36戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で畠山信一騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた37戦目は、ながつき賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で畠山信一騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた38戦目は、一般（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で畠山信一騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた39戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で畠山信一騎手（6戦2勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた40戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で畠山信一騎手（7戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1994年）

7月2日、約7か月半の休養明けで迎えた41戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1750m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。