ゾーンモーメント（2002年生、母ソナレイ）

ゾーンモーメント（2002年9月17日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「地帯＋瞬間」。毛色は青毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したソナレイが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害6戦0勝、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の一般C20。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

4月23日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

8月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

4歳（2006年）

4月29日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

7月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

8月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

9月25日、中5週で迎えた7戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウヴンダーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエッセンスに約12馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月16日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビザンチェリーに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月14日、中3週で迎えた10戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

12月17日、中4週で迎えた11戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

5歳（2007年）

1月30日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップガイア賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた13戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、うぐいす特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた14戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、アイリス賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月20日、中6週で迎えた15戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた17戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月11日、中8週で迎えた20戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（2008年）

5月21日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。