ツルマルオゴジョ（1986年生、母スイートドービル）

ツルマルオゴジョ（1986年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシヤインボーイ（当時12歳）と交配したスイートドービルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大崎秀夫。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回。1988年のききょうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

7月17日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は390kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のサンフラワーマミーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月4日、中6週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ニシケンアンサーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳400万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ファンドリポポに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月10日、中4週で迎えた6戦目は、3歳400万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手（5戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、リリーズブーケにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（1989年）

1月16日、中4週で迎えた7戦目は、4歳400万下の若菜賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で河内洋騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた8戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

8月12日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 晴/重）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。