ヒガシヴァルキリー（2017年生、母ラブエーヤン）

ヒガシヴァルキリー（2017年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+神話に登場する戦いの乙女」。毛色は青鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時8歳）と交配したラブエーヤンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月15日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月21日、中9週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

3歳（2020年）

1月18日、中3週で迎えた4戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、アポロヴィクトリアに3/4馬身交わされて2着となった。

5月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、カレンピピに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月5日、中8週で迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のマイネルチューダを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月19日、中1週で迎えた8戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの朝日岳特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1400m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4歳（2021年）

3月21日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り17着に敗れた。

7月4日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

2021年7月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。