キューノキセキ（2013年生、母アーネストデザイア）

キューノキセキ（2013年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父母名＋奇跡を起こす」。毛色は栗毛。種牡馬のブレイクランアウト（当時7歳）と交配したアーネストデザイアが18歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）オリオンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方22戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の一般C2七。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

2月27日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

6月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

8月27日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた8戦目は、花菜好き胡蝶蘭賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンナシュアに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウビジンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したニットウソレイユにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月28日、中1週で迎えた12戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグライアを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月12日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた15戦目は、わくわくドカーン賞（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したトップシーンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

1月9日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月20日、中9週で迎えた17戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3月27日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（9戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキーリブラをハナ差振り切って3勝目を手に入れた。

4月24日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（12戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（13戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したホープトウショウに半馬身届かず2着となった。

5月8日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡哉騎手（15戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月29日、連闘で迎えた25戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6月5日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（16戦3勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた27戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月26日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（17戦3勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。