フィロクセニア（2018年生、母エアロバティックス）

フィロクセニア（2018年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「おもてなし(ギリシャ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時11歳）と交配したエアロバティックスが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はスピードフアーム。主な勝ち鞍は2021年の秋風賞(C2 18)。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月4日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた3戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、2歳C2（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったシエルグリーンに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

3歳（2021年）

3月13日、中9週で迎えた4戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったサンラファイエットに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月21日、連闘で迎えた5戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

8月8日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月27日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた13戦目は、秋風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロードアルビオンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトミノヒカリを差し切れず、1馬身差の2着となった。

11月6日、中2週で迎えた15戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコキュートスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月20日、中1週で迎えた16戦目は、小雪特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた17戦目は、おひつじ座特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したイヒラニに半馬身届かず2着となった。

12月25日、中2週で迎えた18戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた19戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた20戦目は、孟春賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた21戦目は、本日SAGAリベンジャーズ配信日!（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた22戦目は、本日SAGAリベンジャーズ配信日!（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた23戦目は、本日SAGAリベンジャーズ配信日!（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた24戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長田進仁騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた25戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた27戦目は、アヤメ賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大山龍太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。