アラタマインディ（1997年生、母アセルティンズエンジェルス）

アラタマインディ（1997年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のA.P. Indy（当時8歳）と交配したアセルティンズエンジェルスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地39戦5勝2着4回。2002年の小倉記念(ハンデG3)に勝利した他、2003年の朝日チャレンジカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

12月12日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアタラクシアをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2000年）

11月18日、約11か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたファンドリスポット決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月10日、中2週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4歳（2001年）

1月14日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のバンダムフェザントに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月3日、中2週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

5月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のジンパーフェクトを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（7戦3勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

9月9日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったハッピーリクエストにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（10戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5歳（2002年）

5月26日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（11戦3勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

6月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（12戦3勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

7月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（13戦3勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、フェリシタルにクビ差交わされて2着となった。

7月27日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（14戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンライズジェガーに1馬身半の差をつけて優勝

8月11日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（15戦4勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のイブキガバメントを3/4馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

10月6日、中7週で迎えた19戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（16戦5勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた20戦目は、G1の天皇賞（秋）（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（17戦5勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

6歳（2003年）

6月15日、約7か月半の休養明けで迎えた21戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた22戦目は、G3の北九州記念（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（18戦5勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（19戦5勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

9月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカンファーベスト決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月12日、中3週で迎えた25戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（20戦5勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

7歳（2004年）

3月13日、約5か月の休養明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた27戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（21戦5勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた28戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（22戦5勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

8歳（2005年）

4月16日、約11か月の休み明けで迎えた30戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた31戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた32戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた33戦目は、G3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月25日、約5か月半の休養明けで迎えた34戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、2005ファイナルステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9歳（2006年）

1月15日、中2週で迎えた35戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた36戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた37戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた38戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

10歳（2007年）

4月1日、約12か月の休養明けで迎えた39戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（23戦5勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。