ファンドリスポット（1996年生、母ウネビノカオリ）

ファンドリスポット（1996年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時9歳）と交配したウネビノカオリが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）棚川牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着4回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、棚川牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。同年、棚川牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。2歳のとき、吉澤ステーブルから「ひだかトレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、水戸富雄によって1,365万円で落札された。

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

7月26日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったトウカイナンバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったアサカライズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1999年）

5月8日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のコウユーメイトを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月30日、中2週で迎えた4戦目は、4歳900万下の白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったケイアイジョンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

6月19日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のサクラセレブレイトに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

8月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月19日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で和田竜二騎手（8戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2000年）

9月23日、約12か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で和田竜二騎手（9戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（11戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアラタマインディを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（13戦3勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったマイネルブラウにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

5歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の稲荷特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（14戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた17戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の千里山特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（15戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上900万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（16戦3勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（17戦3勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた21戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の鴨川特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

11月11日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（18戦3勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

12月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（19戦3勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた24戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6歳（2002年）

1月27日、中5週で迎えた25戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた27戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた28戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2500m 小雨/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋康之騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（20戦3勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

6月8日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。