トウカイナンバー（1996年生、母ボブズディレンマ）

トウカイナンバー（1996年2月1日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のDanzig（当時19歳）と交配したボブズディレンマが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡部牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回、地方16戦4勝。1998年のデイリー杯3歳ステークス(G2)で3着に入った他、1998年の小倉3歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

7月26日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のファンドリスポットに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（京都芝1200m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、逃げるコウエイロマンを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月13日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

3歳（1999年）

11月7日、約11か月の休み明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のキャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた8戦目は、S.セラーズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の’99ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（2000年）

1月22日、中6週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

2月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

5歳（2001年）

2月3日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月17日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の仲春賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の祇園特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（7戦1勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に敗れた。

10月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦0勝）。17頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた22戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

5月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から34kg増やして迎えた24戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般A2（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた25戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーペクターに5馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月30日、中1週で迎えた26戦目は、駒形賞（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた27戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた30戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2003年）

4月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた31戦目は、猿ヶ石川特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木忍騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサンダーゲイトに1馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。

5月12日、中3週で迎えた32戦目は、メイカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木忍騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた33戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木忍騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月15日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で佐々木忍騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のショウリノサカヅキに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

6月28日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で佐々木忍騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた36戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で佐々木忍騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた37戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐々木忍騎手（13戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエナジーシャンハイに3馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

8月13日、中1週で迎えた38戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐々木忍騎手（14戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた39戦目は、オーガストカップ（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で佐々木忍騎手（15戦4勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。