ルスナイサンバ（2003年生、母オオミーアキノ）

ルスナイサンバ（2003年2月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋サンバ」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時8歳）と交配したオオミーアキノが20歳のときに産んだ15番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

4月1日、デビュー戦は小林慎一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたマドンナブラボー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた3戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るチョウカイラッキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でG.ボス騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でG.ボス騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が悪くなり18着に敗れた。

8月6日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた7戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

10月22日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、フォルテピアノに交わされて4馬身差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

12月2日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林慎一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

4歳（2007年）

7月28日、約8か月の休養明けで迎えた12戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

9月30日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。