ノーザリーカホー（1988年生、母クインカホー）

Northerly Kaho

1988.03.29

ノーザリーカホー（1988年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーザリー（当時16歳）と交配したクインカホーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は佐藤正雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中京ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6月15日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

6月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐伯清久騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた7戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月13日、中1週で迎えた8戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた9戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

11月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダイタクミストラルをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。