アスドゥクール（2005年生、母アイリッシュカーリ）

アスドゥクール（2005年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ハートのエース（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時7歳）と交配したアイリッシュカーリが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地20戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月6日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたオールタイムベスト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月23日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタニノブロンクスに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

9月15日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカミヒコーキをクビ差振り切って2勝目を手にした。

11月16日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2009年）

1月24日、中9週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4月5日、中9週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月13日、中9週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知多特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のメイショウジェイを半馬身振り切って制した。

11月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5歳（2010年）

1月5日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月15日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメモリーパフィアをハナ差だけ差し切って久々の一戦を物にした。

7月18日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月31日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

6歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

2月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

3月21日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。