エリモバーベナ（1992年生、母リリーコール）

エリモバーベナ（1992年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のラシアンボンド（当時6歳）と交配したリリーコールが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地38戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

上田三千夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

8月6日、デビュー戦は藤井正輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったシロヤマトゥルースに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月6日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

11月26日、中2週で迎えた6戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（1995年）

1月7日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（7戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したドリームティアラを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月16日、中1週で迎えた11戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミチノクジョオーを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

7月29日、中1週で迎えた12戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月30日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（8戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したレゾンデートルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（9戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたトーヨーシービー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（1996年）

4月27日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5歳（1997年）

6月14日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた16戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったツインクルパレスに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したサイクロンテイオーにアタマ差届かず2着となった。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったスリーファイブに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒカリサーメットに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月28日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーワアムールに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

10月11日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（3戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクインオブウインクを半馬身振り切って制した。

11月15日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（5戦3勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた26戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6歳（1998年）

1月25日、中5週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

2月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で仲田雅興騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で仲田雅興騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で仲田雅興騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月9日、中7週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（6戦3勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月13日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は仲田雅興騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

8月29日、中3週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた35戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の小倉山特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上900万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（7戦3勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は仲田雅興騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。