ハッピーサンディー（2014年生、母ガンアンドローズ）

ハッピーサンディー（2014年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「幸福な＋母父父名より」。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時9歳）と交配したガンアンドローズが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者は（株）レイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2019年のふじの花特別(一般A2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、高木競走馬育成牧場によって183.6万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月11日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3歳（2017年）

2月19日、中9週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

6月16日、中4週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた4戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョーシナモンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コンパーニに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた7戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のキョウモバライロに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月17日、中1週で迎えた8戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、コンパーニに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシュパーガに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のヒガンバナ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリックマトリックスに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフォークローバーに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の笠松競馬秋まつりまであと8日（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフォークローバーに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月8日、中3週で迎えた13戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイナズマアリオーンに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月20日、中1週で迎えた14戦目は、磨墨特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（6戦6勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメモリージュネスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月8日、中2週で迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた16戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（7戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオロフィナアスールに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2018年）

1月11日、中1週で迎えた17戦目は、千両特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（8戦8勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヘイローフォンテンを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

1月26日、中1週で迎えた18戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた19戦目は、梅花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクロノスバローズに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

3月9日、中1週で迎えた20戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（9戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラカグヤヒメに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5月11日、中8週で迎えた21戦目は、板取川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（10戦10勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた22戦目は、夏木立特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクロノスバローズに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月6日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、長月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（11戦10勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた24戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、絵馬特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた25戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、美濃菊特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

11月9日、中2週で迎えた26戦目は、紅葉短距離特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた27戦目は、12月2日中京チャンピオンズCA3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（12戦10勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた28戦目は、師走特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドリームスイーブルに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月31日、中1週で迎えた29戦目は、大晦日特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（13戦10勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハタノリヴィールに2馬身半の差をつけて制した。

5歳（2019年）

1月25日、中3週で迎えた30戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（14戦11勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた31戦目は、春雪特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のイーグルカザンを半馬身振り切って制した。

3月7日、中3週で迎えた32戦目は、弥生特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（15戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、イーグルカザンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた33戦目は、～高松宮記念～熱い感動を中京で（笠松ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（16戦11勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、ドリームスイーブルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月4日、中1週で迎えた34戦目は、東海クラウン（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（17戦11勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた35戦目は、ふじの花特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（18戦11勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のハタノリヴィールに3馬身の差をつけて勝利数を17に伸ばす

9月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた36戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（19戦12勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。