ミューオン（2008年生、母レイクミード）

ミューオン（2008年2月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素粒子の一つ」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したレイクミードが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方29戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、信成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、小田吉男によって861万円で落札された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月19日、デビュー戦は西村太一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は446kg。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月31日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のショウナンアリビオをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月18日、中6週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ファーマクリームに半馬身交わされて2着となった。

10月3日、中1週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

11月20日、中6週で迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2011年）

4月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた8戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた9戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、名物食べて復興支援いわて和牛（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた10戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた11戦目は、和倉温泉旅館協同組合理事長杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた13戦目は、にわか祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた14戦目は、金沢ジャズストリート特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた15戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、天秤座特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた16戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた17戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた19戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた21戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、寒凪賞（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月28日、連闘で迎えた23戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

4歳（2012年）

1月1日、連闘で迎えた24戦目は、さなの夢馬券記念（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた25戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、七草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

1月20日、中0週で迎えた26戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた27戦目は、キャンドルマス賞（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた28戦目は、辛夷賞（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた29戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、日本ベンダーネット杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月23日、中0週で迎えた30戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、中京競馬場改築竣工記念（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた31戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた32戦目は、東日本大震災私たちは忘れない!（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた33戦目は、名古屋空港ビル創立55周年杯（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた34戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた35戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十九（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。