ザエリモホース（2010年生、母エリモマーメイド）

ザエリモホース（2010年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部＋馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時10歳）と交配したエリモマーメイドが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地7戦0勝、地方33戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2014年の葉月特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月2日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

3歳（2013年）

2月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

4月27日、中8週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5月19日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた6戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた8戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の33回ジーニアス健太郎誕生記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったスマートホルスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のOS☆U伴かなみ二十歳生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマハヤブサに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月19日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミススキャンダルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のデルマハヤブサに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の丈博☆麻美結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ライブリヘイローに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のアマチン杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のホイホイを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

10月15日、中1週で迎えた15戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ゴールドピューマにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月29日、中1週で迎えた18戦目は、JAあいち海部あまじまんカップ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた19戦目は、茨木ゼミ15周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた20戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のノブタカキングに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

4歳（2014年）

1月4日、連闘で迎えた21戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、千両特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた22戦目は、スケート賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（11戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のデンコウツバサに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月30日、中1週で迎えた23戦目は、雪かき賞（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた24戦目は、キャンプイン賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた25戦目は、雛菊賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、ジョディーズロマンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中1週で迎えた26戦目は、春めく賞（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、スリーダッシュに3/4馬身交わされて2着となった。

3月28日、中2週で迎えた27戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた28戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた30戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のノブタカキングに4馬身の差をつけて6勝目をマークした。

5月8日、連闘で迎えた31戦目は、糸取り賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスズブライアンズに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月19日、中1週で迎えた32戦目は、双子座特別（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた34戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ヴィーフォーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた35戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（11戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリズムディヴァインに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月9日、中1週で迎えた36戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（12戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のディアリヴァルを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

7月21日、中1週で迎えた37戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、獅子座特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

8月1日、中1週で迎えた38戦目は、葉月特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のカネトシロバストに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

8月18日、中1週で迎えた39戦目は、こうま座特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた40戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。