スミデロキャニオン（2009年生、母ダフィーナ）

スミデロキャニオン（2009年8月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「メキシコのスミデロ渓谷」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したダフィーナが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回、地方5戦3勝。主な勝ち鞍は2014年の仲春特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

4月8日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

7月29日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

9月4日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg戻して迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、おかえりなさい水沢競馬（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールデンドロップに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月2日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシェイプリーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月30日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のソングライダーに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2013年）

5月18日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

8月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のゴールドテーラーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5歳（2014年）

1月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月5日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムダイパワーを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて5勝目を奪取した。

5月3日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

9月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したエイシンヒカリを差し切れず、2馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

12月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のカウントダウンステークス（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

6歳（2015年）

8月22日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月25日、中8週で迎えた21戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の甲斐路ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。