キングエクスプレス（2002年生、母レオナール）

キングエクスプレス（2002年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王様＋特急」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時7歳）と交配したレオナールが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北勝ファーム。戦績は、中央平地16戦4勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の松島特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月13日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

3歳（2005年）

3月19日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のマイネルブラジリエに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月17日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のグリーンチャンネルカップ（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は水出大介騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のフレアリングベストに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月18日、中1週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の香取特別（中山芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（2006年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

7月2日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビエンナーレに3馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

7月8日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のチョウサンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月5日、中3週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

12月10日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6歳（2008年）

1月20日、約13か月の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

7歳（2009年）

1月10日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

4月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた17戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、赤松杯（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

5月25日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた18戦目は、ハンギングバスケットレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月6日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

7月18日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、ブロードバンドカップ（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。