ロードシュトローム（2018年生、母オーシュペール）

ロードシュトローム（2018年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+大河、水の流れ(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時11歳）と交配したオーシュペールが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。2021年の鳳雛ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額2,300万円（4.6万×500口）で一口馬主が募集された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月21日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアメリカンピースに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中6週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのもちの木賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

3歳（2021年）

1月17日、中4週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポールスターに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

2月21日、中4週で迎えた6戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月27日、中4週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5月8日、中5週で迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鳳雛ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

7月14日、中6週で迎えた10戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月17日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

12月25日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアイリッシュセンスを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月26日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスのシャングリラステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレーヴリアンに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

5歳（2023年）

2月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

4月22日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた22戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた23戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、天保山ステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

12月17日、約6か月の休養明けで迎えた24戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2024年）

1月27日、中5週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、四十寺山特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサイレントブラックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルシトラスを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

4月14日、中2週で迎えた28戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のニシノキントウンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。