アイリッシュセンス（2018年生、母Miss Singhsix）
Irish Sense
2018.03.24
アイリッシュセンス（2018年3月24日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「アイルランド的感覚」。毛色は鹿毛。種牡馬のQuality Road（当時12歳）と交配したMiss Singhsixが14歳のときに産んだ仔が本馬である。2021年の昇竜ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2020年）
11月1日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったサステナブルにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。
12月13日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキリーティーを半馬身振り切って初白星を挙げた。
3歳（2021年）
3月13日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。
4月24日、中5週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたレオカクテル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
5月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。
11月21日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。
4歳（2022年）
1月10日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。
2月27日、中6週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のスナークシュンソウに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。
4月24日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたグランツアーテム決め手に屈して半馬身差の2着となった。
6月25日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したロードシュトロームに3/4馬身届かず2着に敗北した。
10月16日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったエコロファルコンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。
11月5日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの神奈川新聞杯（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。
12月28日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
2023年1月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
5歳（2023年）
2月11日、中5週で迎えた14戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、九重連山賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のアエノエンペラーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。
3月12日、中3週で迎えた15戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。
デビュー前
真島元徳厩舎（佐賀）へ入厩。
3月26日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、地方重賞の九州クラウンオープン（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番ゲートからスタート。競走除外となった。
4月29日、中6週で迎えた16戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、高千穂峰賞（佐賀ダート1860m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月13日、中1週で迎えた17戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、錦江湾特別（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。
5月28日、中1週で迎えた18戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。
11月11日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、有明海賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、キングキャヴィアに交わされて3馬身差の2着となった。
11月26日、中1週で迎えた20戦目は、ウインターチャンピオンオープン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。
12月23日、中3週で迎えた21戦目は、玄界灘賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
6歳（2024年）
1月13日、中2週で迎えた22戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク・ウインターカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリョーノテソーロに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。
2月10日、中3週で迎えた23戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、唐津湾賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロトヴィグラスをクビ差だけ差し切って5勝目をつかんだ。
3月10日、中3週で迎えた24戦目は、九州クラウンオープン（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、勝ったジョンソンテソーロに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
4月29日、中6週で迎えた25戦目は、飛山濃水杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。