シロヤママリン（2000年生、母イノマクローバー）

シロヤママリン（2000年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋海」。毛色は栗毛。種牡馬のオペラハウス（当時12歳）と交配したイノマクローバーが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）出羽牧場。戦績は、中央平地20戦0勝、地方9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の一般C1 C2-4。

経歴

デビュー前

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた3戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3歳（2003年）

1月11日、中3週で迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

1月25日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月16日、中6週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた7戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

6月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（5戦0勝）。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた14戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月14日、中4週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

10月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のガーネット賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた17戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、野菊特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2 C3-6（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノラフレシアに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月21日、連闘で迎えた19戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、けやき特別（高崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2004年）

2月11日、中6週で迎えた20戦目は、フリージア特別（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村芳晃騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2-6（高崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサパースチャーリーからアタマ差の2着に甘んじた。

3月27日、中3週で迎えた22戦目は、かたくり特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-5（高崎ダート1330m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村芳晃騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1 C2-4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村芳晃騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダンスブリッジに3馬身の差をつけて制した。

6月19日、中6週で迎えた25戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

10月11日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた27戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた28戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

12月26日、中5週で迎えた29戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。