ラスール（2019年生、母サマーハ）
La Seule
2019.02.23
ラスール（2019年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「唯一無二(仏)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時7歳）と交配したサマーハが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。
経歴
デビュー前
シルクホースクラブにて総額4,000万円（8万×500口）で一口馬主が募集された。
藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2021年）
10月10日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイキャンドウイッを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
3歳（2022年）
1月9日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳G3のシンザン記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。
2月20日、中5週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアグリに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。
4月24日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。
4歳（2023年）
9月3日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でC.ルメール騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のワンダーカタリナに3馬身半の差をつけて久々の実戦をモノにした。
10月28日、中7週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続でC.ルメール騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。
11月11日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続でC.ルメール騎手（6戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアサヒ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。