ウルフヴェローチェ（2020年生、母スーパールミナル）

ウルフヴェローチェ（2020年4月11日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時19歳）と交配したスーパールミナルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。2022年の若駒賞(地方重賞)で3着に入った他、2022年の若駒賞(M2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、へいはた牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

工藤裕孝厩舎（岩手）へ入厩。

2歳（2022年）

5月22日、デビュー戦は小林凌騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた2戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、2歳（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のレジーナに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月14日、中5週で迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳M3の若鮎賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた5戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた6戦目は、2歳M2の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた7戦目は、2歳M3の知床賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた8戦目は、2歳M1のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

3歳（2023年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菜の花特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の仲春特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のつくし賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の春光特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた17戦目は、ムーンストーン賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた19戦目は、来年も、岩手競馬に会いに行こう（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったキセキノカガヤキに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2024年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた22戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。