ギャラントローマン（1982年生、母ギヤラントコーラス）

ギャラントローマン（1982年4月19日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のドン（当時16歳）と交配したギヤラントコーラスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）北英牧場。戦績は、中央平地31戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の青梅特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

4歳（1986年）

2月2日、デビュー戦は5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。鞍上は津曲浩二騎手。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月16日、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月8日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は森勝義騎手。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。

3月29日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は木藤隆行騎手。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6月8日、4歳以上400万下の襟裳特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津曲浩二騎手。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月15日、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダッシュターフをハナ差だけ差し切って勝利を決めた。

7月5日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

10月18日、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲浩二騎手。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月2日、4歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津曲浩二騎手。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

11月15日、4歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で津曲浩二騎手。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサクラテルノオーに2馬身半の差をつけて勝利を収めた。

11月30日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は東信二騎手。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ファイブタイガーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は津曲浩二騎手。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハーバーアクティブに交わされて8馬身差の2着に敗北した。

5歳（1987年）

6月13日、4歳以上400万下のニセコ特別（札幌ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のディナールを半馬身振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。

7月12日、4歳以上400万下の利尻特別（札幌ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェントリーに7馬身の差をつけて勝利を挙げた。

8月2日、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲浩二騎手。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月16日、ハンデ戦で4歳以上900万下の七重浜ハンデキャップ（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で津曲浩二騎手。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

8月30日、ハンデ戦で4歳以上900万下の樽前山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津曲浩二騎手。7頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月12日、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で津曲浩二騎手。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

9月20日、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋行騎手。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

11月8日、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は津曲浩二騎手。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

12月5日、ハンデ戦で4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

12月27日、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津曲浩二騎手。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

6歳（1988年）

1月6日、5歳以上900万下の門松賞（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

2月7日、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ダイナサプライズに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月28日、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲浩二騎手。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月13日、ハンデ戦で5歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で津曲浩二騎手。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスーパーウエポンに2馬身半の差をつけて勝利を収めた。

4月10日、ハンデ戦で5歳以上900万下の春光特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で津曲浩二騎手。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月5日、4歳以上1400万下のノベンバーステークス（東京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で津曲浩二騎手。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

12月10日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は増沢末夫騎手。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

12月25日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の’88フェアウェルステークス（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は津曲浩二騎手。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

7歳（1989年）

1月13日、ガーネットステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。