シゲルヒノクニ（2012年生、母シゲルウエンセン）

シゲルヒノクニ（2012年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋祭名『火の国まつり（熊本）』より」。毛色は栗毛。種牡馬のパイロ（当時7歳）と交配したシゲルウエンセンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。2019年の京都ハイジャンプ(JG2)に勝利した他、2016年のイルミネーションジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月21日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

3歳（2015年）

4月14日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登金剛賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月19日、中2週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた11戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったブライトボーイから2馬身半差の2着となった。

10月10日、中2週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月22日、中2週で迎えた14戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2016年）

1月17日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノマテンロウから2馬身半差の2着に敗北した。

2月6日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で草野太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月10日、中8週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で草野太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

5月1日、中2週で迎えた19戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったリスヴェリアートから3/4馬身差の2着となった。

6月18日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は草野太郎騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた22戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のポンデザムールに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月24日、中9週で迎えた23戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた24戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月3日、中3週で迎えた26戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイセイドリームから3/4馬身差の2着となった。

5歳（2017年）

1月7日、中4週で迎えた27戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月3日、約5か月の休養明けで迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月22日、中6週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2018年）

7月7日、約10か月半の休み明けで迎えた31戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた32戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた33戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた34戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（2019年）

1月12日、約3か月半の休み明けで迎えた35戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月23日、中9週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた36戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた37戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた38戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のピエナクルーズに3/4馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号をつかんだ。

8月24日、約3か月半の休み明けで迎えた39戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月28日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた40戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、エトワール賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。