プルパレイ（2019年生、母マイジェン）

プルパレイ（2019年2月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「紫の閃光(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時8歳）と交配したマイジェンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2022年のファルコンステークス(G3)に勝利した他、2022年のクロッカスステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、Gリビエール・レーシングによって5,940万円で落札された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月19日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、アライバルに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のラクスバラディーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

9月11日、中6週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのアスター賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハイアムズビーチに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月13日、中8週で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって4着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続でM.デムーロ騎手（4戦2勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3歳（2022年）

1月29日、中5週で迎えた6戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続でM.デムーロ騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウシンマカオを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月19日、中6週で迎えた7戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続でM.デムーロ騎手（6戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイセイディバインに1馬身3/4の差をつけて初の重賞タイトルを手中に収めた。

5月8日、中6週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続でM.デムーロ騎手（7戦3勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた9戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続でM.デムーロ騎手（8戦3勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

11月13日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、G3の京阪杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた13戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

4歳（2023年）

4月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（9戦3勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月28日、中3週で迎えた16戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

5歳（2024年）

1月7日、約7か月半の休み明けで迎えた17戦目は、L.L.モリス騎手を鞍上に迎えて、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた18戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではいいところがなく16着に終わった。

4月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、モルガナイトステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。