トライゲッター（2016年生、母スパークルキャット）

トライゲッター（2016年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ラグビーで、トライする能力の高い選手」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したスパークルキャットが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中島牧場。主な勝ち鞍は2020年の新春盃(B)。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月1日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月2日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

3歳（2019年）

2月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月2日、中4週で迎えた8戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のメモリーバリケードに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモズリスペクトに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月15日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のかおりん生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったモニュメントキングに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、北の酒好きヘッポコ馬券師が来た（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアッパレダイテンに約17馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

12月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキクノアーリーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

12月23日、中0週で迎えた13戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（5戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったキッズジョリーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月2日、中0週で迎えた14戦目は、新春盃（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（6戦4勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマコトネネキリマルに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月27日、中9週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上敏樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラスの南相馬特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上敏樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上敏樹騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で井上敏樹騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

10月17日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で井上敏樹騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

12月20日、中8週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で井上敏樹騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。