ビップスコーピオン（2020年生、母アソルータ）

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、鈴木邦英によって2,310万円で落札された。

2歳（2022年）

9月24日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3歳（2023年）

1月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、5着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったダスクに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月22日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（6戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシンボリタイプに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月27日、中2週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

9月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したヒューゴにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月28日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線に入ると、前で粘るベストポイントを異次元の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

11月19日、中2週で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタサンドーシンを途轍もない末脚で半馬身差し切って3勝目を手中に収めた。

12月10日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの竹田城ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4歳（2024年）

2月17日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの伊勢ステークス（中京ダート1900m 小雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの是政ステークス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月25日、中3週で迎えた19戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月24日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの瀬戸ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月19日、中7週で迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したダノンブレットにハナ差届かず2着となった。