トーホウリリー（2013年生、母トーホウガイア）

トーホウリリー（2013年6月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋百合」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時13歳）と交配したトーホウガイアが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地4戦0勝、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年のローズ倶楽部賞(一般C17)。

経歴

デビュー前

4歳のとき、竹島幸治から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、丸村村下ファームによって421.2万円で落札された。

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

4月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月25日、中9週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月20日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた4戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた5戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた6戦目は、一般C25（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパスアンフューチャに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中2週で迎えた7戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、エノキグサ特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

4歳（2017年）

1月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた10戦目は、ローズ倶楽部賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスリーアリアンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、矢田川特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケンブリッジバッハに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた14戦目は、高須シヅ記念杯（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤聡一騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後は勢いを失って5着に終わった。