オースミマイカ（2008年生、母グレイトグレイス）

オースミマイカ（2008年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋雲母」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したグレイトグレイスが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地27戦2勝2着4回。2011年の忘れな草賞(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

7歳のとき、若林牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。11歳のとき、若林牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月15日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルバに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、中7週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

12月12日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

3歳（2011年）

3月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月10日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月22日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

6月11日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳500万下のあずさ賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4歳（2012年）

5月5日、約11か月の休み明けで迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

5歳（2013年）

1月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったエクセレントピークに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

5月5日、中8週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたヤマニンカヴァリエ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月20日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたフィリラ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月17日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したスイートジュエリーにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

12月15日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のトウカイメリーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6歳（2014年）

1月25日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に敗れた。

3月30日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は松田大作騎手（6戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

5月24日、中7週で迎えた24戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

12月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。