ワールドアベニュー（2002年生、母Miriams Jewel）

ワールドアベニュー（2002年4月19日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界の道、大通り」。毛色は鹿毛。種牡馬のIndian Charlie（当時7歳）と交配したMiriams Jewelが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の百日草特別(500万下)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,467万円（12.34万×200口）で一口馬主が募集された。

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月4日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、アドマイヤメガミに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のデイフラッシュをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月6日、中6週で迎えた3戦目は、2歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のビッグタイガーをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

12月22日、中6週で迎えた4戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦及びG1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3歳（2005年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

8月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

10月8日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。