アポロソニック（2010年生、母Purely Surprized）

アポロソニック（2010年4月2日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋音速」。毛色は鹿毛。種牡馬のBig Brown（当時5歳）と交配したPurely Surprizedが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦2勝2着1回。2013年の日本ダービー（東京優駿）(G1)で3着に入った他、2013年の青葉賞(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月7日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は532kg。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月17日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のダンディーレイに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

3歳（2013年）

1月21日、中5週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月30日、中9週で迎えた5戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマンインザムーンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

4月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ヒラボクディープにアタマ差交わされて2着となった。

5月26日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。