シンボリデーバ（1987年生、母スイートローレンス）

シンボリデーバ（1987年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のエンペリー（当時14歳）と交配したスイートローレンスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着2回。1990年のNHK杯(G2)で2着に入った他、1990年の毎日杯(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

10月15日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた5戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセンターリキショウに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のつばき賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したカツノマシンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月25日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロマックイーンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3月25日、中3週で迎えた9戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したユートジョージを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（6戦2勝）。22頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、20番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に敗れた。

10月14日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（7戦2勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（8戦2勝）。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着に入り込んだ。

4歳（1991年）

10月26日、約12か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

12月8日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。