アルファヒディ（2019年生、母ドバイマジェスティ）

アルファヒディ（2019年4月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ドバイで最も古い建造物アルファヒディ砦より」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時18歳）と交配したドバイマジェスティが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1億円（250万×40口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月24日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた2戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3歳（2022年）

5月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のラウルピドゥに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月3日、中4週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの国東特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月22日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

12月3日、中5週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

4歳（2023年）

1月14日、中5週で迎えた7戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月19日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5月21日、中8週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

5歳（2024年）

1月6日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

1月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

3月17日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月12日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

8月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月6日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゼンダンスカイを半馬身振り切って久々に白星を挙げた。

10月26日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの直江津特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウィステリアリヴァにクビ差届かず2着に甘んじた。