タイセイダンク（2017年生、母マカロンドナンシー）

タイセイダンク（2017年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ダンクショット（バスケットボール用語）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時11歳）と交配したマカロンドナンシーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は富田牧場。主な勝ち鞍は2020年の啄木鳥特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富田牧場から「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって2,268万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月22日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、中3週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

5月9日、連闘で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月7日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月1日、中7週で迎えた9戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月11日、中0週で迎えた10戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の啄木鳥特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のブラーニーキスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、花麒麟賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のタンザナイト2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

4歳（2021年）

1月12日、中5週で迎えた14戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、立ち呑みとーど亀戸店オープン4周年記念（船橋ダート1500m 小雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

2月9日、中3週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールドスナイパーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月1日、中2週で迎えた16戦目は、杏賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた17戦目は、舞浜賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた18戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサンエイフラワーに4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1三（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。