トーセンバーボン（2016年生、母マルダイメグ）

トーセンバーボン（2016年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ウィスキーの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時18歳）と交配したマルダイメグが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。主な勝ち鞍は2020年の爽秋特別(一般B2三 B3一ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沢田嘉隆から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって918万円で落札された。

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月1日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月15日、中7週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3歳（2019年）

1月14日、中3週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

2月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた11戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したニッチモサッチモにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月6日、連闘で迎えた12戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の千葉サラブレッドセール2019賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアステリズムに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた14戦目は、浜茄子特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、紫陽花特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた16戦目は、夏本番人馬スタミナが勝負記念（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた17戦目は、ハンデ戦の涼月特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた18戦目は、ちばクラフト青空ビアガーデン開催記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、ばんえい競馬特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた20戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の栃木県畜産協会長賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のファイナルドリーム特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4歳（2020年）

1月17日、中2週で迎えた22戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、初春特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた23戦目は、復活!巾着田曼珠沙華賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月10日、中2週で迎えた24戦目は、桜月特別（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた25戦目は、ブラッドストーン特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、春和特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた27戦目は、くじら特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（8戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月22日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、ハンデ戦の爽秋特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドアポロンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って久しぶりの実戦を制した。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、TOKYO MEGA ILLUMI賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5歳（2021年）

2月2日、中7週で迎えた30戦目は、節分特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた31戦目は、穀雨特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（10戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6歳（2022年）

4月5日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた32戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。